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2013年 11月 02日
すい臓がんの末期患者になってから始めたこのブログもいよいよ最終回である。
本音を言えば、せめて70歳までは、せめて子供が結婚するまでは生きていたかった。その意味では誠に残念・無念である。 しかし運命には逆らえない。あの世にもいろいろ事情があるのだろう。そう思って少しは明るい気分で逝くことにしたい。両親や祖父母、友人、すでに逝った職場の先輩なども彼岸にはたくさんいる事である。この世の報告をしてあの世のことを教えてもらおうと思う。 末期がん患者になって心配したのはウツになり人生の晩年を暗い気持ちで送ることであった。振り返ってみると幸いなことに極端なウツ症状はなく比較的穏やかな精神で生活が送れたのではないか。そう思っている。 ブログ、下手な油絵、カラオケ、食べることへの執着などの生きる目標がそれぞれ役割を果たしてくれた。もちろん家族やブログを見てくれる多くの人が精神的な支えになってくれたのも大きな要因である。と言っても平常心で淡々とした心境で最後の時を迎えたという訳でもない。常に頭の片隅に間もなく死ぬという思いがありプレッシャーとなった。何かやるたびに無力感・絶望感も漂った。 立派に生きていくのは難しいものだが、立派に死ぬのもなかなか難しいもの。 若い頃から無常観について惹かれて関心があったのも少しは悟りに役立ったかもしれない。 これまでの人生。たくさんの人のお世話になった。迷惑をかけた事もたくさんあった。それでも楽しく人生を送ることが出来たのは縁を結んだ数多くの人の好意があったからである。 本当にありがとうございました。皆様のご多幸を祈念しております。さようなら。 訃報 父はかねて病気療養中のところ11月2日午前0時32分永眠致しました。 享年65歳でした。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。 上記ブログは生前に故人が死去した際に送信するよう言われていたものです。 内容・文章とも未熟ながら長く当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 なお当ブログは同じすい臓がんで苦しむ人のお役に立ちたいという故人の意思でしばらくの間はこのまま掲載させていただきます。 家族一同
by anms1024
| 2013-11-02 07:11
| 病状・治療の記録
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