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2013年 06月 21日
今月13日から1泊2日で鳥取に行ってきた。
最初の勤務地である懐かしい街を ぶらぶら歩いて見たいと思ったからである。 同行者は女房と長女。ふたりとも鳥取は初めて。 砂丘見物と植田写真美術館に行くことも目的であった。 さて名古屋からだと、どのルートで鳥取に行くか。 山陰本線を利用するか。岡山から因美線経由で行くか。 しかし、いずれも「今は昔」の話だった。 新大阪から「スーパー特急はくと」に乗って 智頭急行経由で行くのが便利だという。 鳥取を出てから38年。浦島太郎の心境である。 ハードスケジュールで時間がない旅である。 城崎温泉などを通る山陰線の旅は情緒があるのだが、 それは贅沢と言うもの。情緒より利便性を選んで 新大阪から「はくと」の乗客となった。 鳥取駅に到着したのは正午ごろ。 初日はまず鳥取砂丘へ行くことになっていたので、 早速バスで向かった。駅前から砂丘入口まで約20分。 家族にバスの中で「あれが市役所、これは県庁」などと 説明していたら、あっという間に到着した。 鳥取砂丘の広さは東西16キロ。南北2キロ。 国の天然記念物である。 中国山地から流れ出た川と風が運ぶ砂が 10万年を超える気の遠くなるような歳月の中で、 積み上げた日本で最大級の「砂の丘」 1年間に130万人の観光客が訪れるという 砂丘に足を踏み入れて、 まず眼に留まるのは名物のラクダ。 ここにラクダが初めて登場したのは昭和35年のこと。 当初はラクダとツーショットの記念撮影のみであったが、 昭和61年からは観光客の要望で現在のような遊覧が 始まったとか。 ラクダに乗ってアラビアのロレンスの気分をと 誘われる。 所要時間は10分程度と短いが人気は健在。 平日というのにお客は途切れることがなかった。 現在5頭のラクダが稼働中。 こちらが乗ったのはふたこぶラクダの「モモ」 中でも一番の働きものだとか。先祖はモンゴルだが、 生まれは秋田の動物園だそうである。 ちなみに料金は一人乗りで1800円也。 ラクダに乗った記念撮影のみは500円也であった。 砂丘は高低差が結構ある。せっかく来たからには 高さ50メートル以上といわれる 馬の背(うまのせ)という尾根の地点まで行かねばならない。 登りが続くだけに息が切れる。 特にこの日は最高気温が30度を超える 真夏のような強い日差し。 砂に足を取られフーフーと言いながらひたすら歩く。 若い人たちは軽やかな足どりで追い抜いていくが、 こちらは少し歩いては一休み。 それでも30分ほど歩いてようやく馬の背に到着した。 ここから見渡せば眼下には日本海が広がる。 昔見た風景と同じ。変わったのはこちらの年齢だけである。 久しぶりの潮風は気持ちが良い。 疲れも少し吹き飛んだ気持ちになって引き揚げた。 次に向かったのは近くにある「砂の美術館」 世界で初めての砂像の展示館で毎回テーマを変えて 展示しているとか。 砂の像は水で固めただけの砂の塊を掘る 彫刻芸術だそうである。 今回のテーマは世界旅行・東南アジア編 「王朝の栄華と蘇る神秘の国々」であった。 これは12世紀前半、カンボジアのクメール王朝によって 寺院として建設されたアンコールワット。 こちらは8世紀から9世紀に建造されたと言われる インドネシアの「ボロブドゥール遺跡」 いずれも世界中から集まった一流の砂像彫刻家が 制作した砂の芸術だけに見応えがあった。 来年1月までの会期が終了すれば取り壊され、 跡形もなく消え去る運命の砂像。 その儚さは人間と同じ。 だからこそ魅力があるのだろうと思った。 追伸 緊急入院で内容を差し替えた影響で 特急「はくと」に乗って3回シリーズは 1週間遅れの出稿となりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by anms1024
| 2013-06-21 14:03
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