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2013年 03月 25日
毎週月曜日はN大学病院の診察日。
主治医から先週のCT検査の結果について説明があった。 以下はCT画像を見ながらのやりとりである。 医師「すい臓がんで抗がん剤が効くのは一般的に言って、 患者の30%から40%ですが、画像を見ると 効いていますね。病変は小さくなっています」 患者「効いているレベルはどの程度ですか」 医師「奏効率で言うとPR(病変の50%以上の縮小が4週間以上持続) というところですか」 患者「病変は直径4センチ余りでしたが、どの位小さくなりましたか」 医師「画像をみると半分以下ですかね」 患者「これで余命は多少伸びたのでしょうか」 医師「うーん、それはなんとも言えませんね」 患者「転移のほうはどうなっていますか」 医師「リンパ節と肺に転移はしていますが、 病変はいずれも多少小さくなっています。 抗がん剤が効いているのでしょう。 肝臓には転移はしていません。 腹水も溜まっていませんね。 とにかく効いているわけですから、 今後もしばらくはジェムザールで治療しましょう」 患者「耐性の問題はこれからやはり出てきますか」 医師「必ず効かなくなる時は来るでしょうね」 患者「ジェムザールの耐性は半年くらいですか」 医師「個人差があり何とも言えません」 副作用に苦しみながら抗がん剤の点滴を続けても 効かない人が半数以上もいるのが現実である。 その中で奏効率がPRという成果があったことは 一応率直に喜びたい。 しかし病変が小さくなったからといって、 余命が延びたと言えないのが辛いところである。 一般論的には抗がん剤が効いて 病変がある程度小さくなれば、 そうなるまでの期間と病変が もとの大きさに戻るまでの期間だけ 寿命が延びることになる。 しかし個人差もあり臨床的には必ずしもそうでないらしい。 抗がん剤が効いて一時的には腫瘍が小さくなっても やがて効かなくなる時期が来る。 その時は、これまでの抗がん剤治療で 正常細胞はダウン寸前。 免疫力は大幅に低下している状態で、 がん細胞はあっという間に増殖していく。 したがって結果として余命は変わらない という解説もあり頭は混乱するばかりである。 とりあえずジェムザールを今後も継続することになった。 これまでの経過から考えると、まだ病変の縮小か、 現状維持が多少期待できるかもしれない。 このあと順調に抗がん剤治療が続けられると 次のCT検査は7月初めとなる。 その結果次第でもあるが、 ジャムザールを継続するのか、 あるいは別の抗がん剤に切り替えるか。 思い切って抗がん剤治療はやめて 漢方か免疫療法に転換するか。 難しい選択を迫られることになる。
by anms1024
| 2013-03-25 19:19
| 病状・治療の記録
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