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2013年 02月 12日
末期患者になって大勢の人から励ましの言葉をもらう。 とても嬉しく生きる力になった。会社の同期生からの便りでは 過ぎ去りし日々を懐かしく思い出した。 入社したのは昭和46年。同じ職種の同期生は31人だった。 3か月の研修期間中は寝食を共にした。 近くの公園で実技研修をしたこと、 記念植樹をしたこと。 それぞれの初任地が発表になった時は、 みんなで盛り上がったことなど思い出す。 全国各地に赴任した同期生の その後の人生は実に様々である。 ほとんどが最終的には東京に住居を構えたが、 私のように地方に住んでいる人間もいる。 あっという間に42年の歳月が流れた。 我ら団塊の世代は定年退職し、思い思いの年金生活がスタート。 年老いた親のことを心配し里帰りする人、 自分自身や家族の病気に悩んでいる人、 子供が結婚し孫に恵まれた人もいれば、 子供がなかなか結婚せず,やきもきしている人。 まだ気力・体力とも十分とアルバイトを始めた人、 もちろん趣味や旅行で人生を楽しんでいる人も多い。 現役時代はお互いに忙しくゆっくり話す機会もなかった。 今は日常の関心事についても共通するものが多くなった。 会えばこれまで以上に話が弾むだろう。 もう20年以上も昔の話。 確か同期生の一人が海外に赴任することになり、 みんなが送別会に集まった。まだ若く働き盛りの年齢。 当時カラオケがあったかどうかは覚えてないが、 最後に出席者全員で谷村新司の[昴]を肩組んで歌ったことは なぜか鮮明に覚えている。 「目を閉じて何も見えず、悲しくて目を開ければ 荒野に向かう道より、ほかに見えるものはなし。 ああ砕け散る宿命の星たちよ せめて密やかに,この身を照らせよ 我は行く 蒼白き頬のままで 我は行く さらば昴よ」 春になり暖かくなったら上京して同期生に久しぶりに会えたらと思う。 そして最後にまた、みんなと「昴」を合唱できたらと思う。 短信 2月12日 朝早くから病院へ向かう。9時前に病院到着。血液検査を経て 6回目の抗がん剤投与。終了したのは正午過ぎであった。 各種データから判断して抗がん剤は今のところ効いている ように思うがどうであろうか。
by anms1024
| 2013-02-12 19:50
| 末期患者の気持ち
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