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2014年 11月 07日
ご無沙汰しております。
『どーもの休日』筆者の家族(娘)です。 栗きんとんが美味しい季節になりましたね。 先日無事、父の1周忌法要と納骨を執り行いました。 お供えはもちろん、大好物だった栗きんとんです。 本日はブログ読者の皆さまにご報告があります。 この度、名古屋の出版社「風媒社」より本ブログを編集した 『どーもの休日<末期がん闘病記>』を刊行しました。 亡くなる数週間前にいただいた出版の話に父は大変喜んでいました。 憔悴しきった顔に笑みが戻り、年内には出版するんだと意気込んでいた姿が 今でもはっきりと蘇ります。 沢山の方のお力添えと励ましにより 本を通して、膵臓がん患者の置かれている現状をひとりでも多くの方に知ってもらいたいという父の願いをひとつ実らせることができました。 関係者の皆さまにこの場を借りてお礼を申し上げます。 ありがとうございました。 風媒社 http://www.fubaisha.com/ #
by anms1024
| 2014-11-07 00:41
2013年 11月 02日
すい臓がんの末期患者になってから始めたこのブログもいよいよ最終回である。
本音を言えば、せめて70歳までは、せめて子供が結婚するまでは生きていたかった。その意味では誠に残念・無念である。 しかし運命には逆らえない。あの世にもいろいろ事情があるのだろう。そう思って少しは明るい気分で逝くことにしたい。両親や祖父母、友人、すでに逝った職場の先輩なども彼岸にはたくさんいる事である。この世の報告をしてあの世のことを教えてもらおうと思う。 末期がん患者になって心配したのはウツになり人生の晩年を暗い気持ちで送ることであった。振り返ってみると幸いなことに極端なウツ症状はなく比較的穏やかな精神で生活が送れたのではないか。そう思っている。 ブログ、下手な油絵、カラオケ、食べることへの執着などの生きる目標がそれぞれ役割を果たしてくれた。もちろん家族やブログを見てくれる多くの人が精神的な支えになってくれたのも大きな要因である。と言っても平常心で淡々とした心境で最後の時を迎えたという訳でもない。常に頭の片隅に間もなく死ぬという思いがありプレッシャーとなった。何かやるたびに無力感・絶望感も漂った。 立派に生きていくのは難しいものだが、立派に死ぬのもなかなか難しいもの。 若い頃から無常観について惹かれて関心があったのも少しは悟りに役立ったかもしれない。 これまでの人生。たくさんの人のお世話になった。迷惑をかけた事もたくさんあった。それでも楽しく人生を送ることが出来たのは縁を結んだ数多くの人の好意があったからである。 本当にありがとうございました。皆様のご多幸を祈念しております。さようなら。 訃報 父はかねて病気療養中のところ11月2日午前0時32分永眠致しました。 享年65歳でした。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。 上記ブログは生前に故人が死去した際に送信するよう言われていたものです。 内容・文章とも未熟ながら長く当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 なお当ブログは同じすい臓がんで苦しむ人のお役に立ちたいという故人の意思でしばらくの間はこのまま掲載させていただきます。 家族一同 #
by anms1024
| 2013-11-02 07:11
| 病状・治療の記録
2013年 10月 24日
前回のブログで紹介したが、コスモスを見て自宅に戻った途端
異変が起きた。廊下で倒れ、数秒間意識不明となった。 実は2回目である。せめて桜の花を見ながらと思っていたが コスモスの花を見ながら逝くのかと一瞬思った。 幸い一命は取り留めたが、それ以来体調がすこぶる悪化。 ところがこのブログを「出版しませんか」という地元の先輩からの 温かい問い合わせがあってから気力が回復 人間は目標や希望がとても大切 再び「頑張ろう」という気持ちになった。 ところで本日は65回目の誕生日である。 子供の頃から24日の誕生日が好きだった。 なぜならこの日は国際連合の誕生日でもあるからである。 「将来は国際貢献したい」外交官は無理かも知れないが せめて青年海外協力隊に参加したいと 資料を取り寄せたこともあった。 いまや懐かしい思い出。 今晩は家族揃ってささやかな祝いの食卓。 子供の頃はあまり縁がなかった サーロインステーキを食べさせたい。 昔風の味付けで子供達に食べさせてあげたい。 普段は購入したことがない サーロインを1枚購入。 家族で分け合って食べた。 65歳の誕生日を元気に迎える。 これを最短の目標としてきただけにまずはビールで乾杯。 味覚障害の身としては、味はよく分からなかったけれど (固形物はまだ食べることが出来ない) 昔風のサーロインステーキが子供たちに 大好評だったのは言うまでもない。 楽しかったひととき。至福な時間を過ごすことができた。 いつも励まして支援してくれる読者に感謝したい。 #
by anms1024
| 2013-10-24 23:10
2013年 10月 21日
1万本の秋桜が咲きほこって家族連れなどで賑わっていると聞いたのは
もう10日以上も前だったか。家族の日程調整が難しく またこの間天気も悪かった。 すでに花の盛りを過ぎていることは分かっていたが・・・。 ところが本日(21日)は絶好の小春日和である。 日中の予想最高気温は27度。 青空が広がり雲はほとんどない。まさしく秋晴れである。 出掛けた先は車で15分程度の記念公園。 さすがに広い公園を歩き回る体力はなく 車イスを利用しての初めての外出となった。 月曜日とあって本来は休館日。ただ野外散策だけならOKとのこと。 人出さすがには少なくゆっくり鑑賞することができた。 秋桜はメキシコの高原地帯が原産地。 日本には明治20年ごろわたってきたという。花言葉は真心である。 この可憐さに素朴さに魅かれるのか。 子供の頃から何故かこの花が好きだった。 たくさんの種類があるが一般的に秋桜といえば オオハルシャギクのことを指すらしい。 風も爽やかで気持ちは大変良い。 とても貴重な時間を家族と一緒に過ごすことが出来た幸せな一日となった。 秋桜さん「ありがとう」 #
by anms1024
| 2013-10-21 20:48
2013年 10月 19日
毎年秋になり栗が出回るようになると 「栗きんとん」を作るのが楽しみだ。 いつもはスーパーマーケットで生栗を購入してくるのだが、 今年は今流行のお取り寄せで生栗を注文した。 これが届いた長野・小布施の生栗。 昔から美味しいと評判な栗の産地だ。 江戸時代は毎年将軍家への献上がすむまでは、 庶民は栗を口にすることが出来なかったとされ 別名「御留め栗」とも呼ばれたという。 収穫してもすぐに出荷せず1か月熟成させるのが 美味しさの秘訣だそうだ。 割高だが期待がふくらむ。 今年はこの栗を使って「栗きんとん」以外にも 「栗ご飯」を作るつもりである。 これはまず本日作った「栗きんとん」 一般に販売されているものより 砂糖は控えめ。その分だけ粘り気がないが 素材の味にこだわった。 自分で作ったものはとにかく結構な味である。 形は多少不揃いなのはご愛嬌である。 食べてみると思ったとおり。 味覚障害で本人は微妙な味まではよく分からない。 しかし家族の評判は例年以上に美味しかったと言う。 今月の目標は出来るだけ家族揃って食卓を囲むこと。 あれこれメニューを考えるのが楽しみである。 こうした平凡な一日一日が何より大切。 生きている幸せを噛み締めた。 俳人小林一茶は小布施近く出身。御留め栗のことを 「拾われぬ栗の見事よ大きさよ」と詠んでいる。 #
by anms1024
| 2013-10-19 22:38
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