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2013年 07月 27日
東京にあるがん専門病院の漢方外来で
診察を受けるため今月25日上京した。 血液検査では腫瘍マーカーの数値が 多少上昇。しかし気にする数値ではなく 病状はあまり変化なしといった診断だった。 次回は10月。元気にまた上京できることを願っている。 当日夜は銀座でOBの集まりがあった。 それは同じ時代に名古屋で一緒に仕事をした 先輩や仲間たちが開いてくれた励ます会でもあった。 集まってくれたのは 懐かしい顔ぶればかり15人ほど。 お互いの近況報告や昔話、 そしてカラオケで盛り上がった。 現役時代の経験やエッセーを本にして出版した人。 異分野の全く新しい世界に挑戦している人。 孫の世話に忙しい人。 定年後は週2日程度のアルバイトをして 女房との円満な関係構築に励んでいる人など。 近況は参考になる話もたくさん拝聴出来て 楽しかった。 そして会の最後は私のブログ(2月12日)を 読んで演出してくれたのか。 みんなで肩を組んで谷村新司の「昴」を大合唱。 客観的に見れば決して若くはない集団だが、 まだパワーはいっぱい。 みんな少しだけ若返って会場を後にした。 末期患者になってから早くも7か月が経過した。 もともと社交的な人間ではない。 どちらかと言うと無愛想で無精な人間の部類に入る。 多くの人を引き付ける人望もあるわけではない。 それでも多くの先輩・知人・友人が、 気遣って励ます会を開いてくれる。 誠にありがたい話である。 幸いこれまで体調は比較的良好。 また飲酒についても主治医からは少量なら OKと言われているので楽しい時間を過ごす ことが出来ている。 しかしこの調子がいつまでも続くとは 思っていない。 味覚障害からの食欲不振も改善の 兆しが見えない。 何をしてもすぐ疲れるようになった。 体調はいつ変化するか分からないのである。 抗がん剤の副作用にもっと苦しんでいる人、 モルヒネで痛みに必死に耐えている人、 突然終わりを告げるブログの闘病記などを 見るたびに、最近は生かされている身で あることを実感することが多くなった。 タイトルの一期一会という言葉は 幕末の大老で茶人でもあった井伊直弼が その著「茶の湯一会集」の中で 自分の茶道の一番の心得として使い 世に中に広まったものだという。 意味は改めて説明するまでもないだろう。 明日のことは分からない。 とにかく一日一日を大切にしたい。 人との出会いは、 まさしく一期一会の心境である。
by anms1024
| 2013-07-27 21:52
| 末期患者の気持ち
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